アキと私〜茜色の約束〜
その日は高校の合格発表だった。
こんな俺でも、一応高校までは出ておかないといけないと思って、それなりに勉強して受験した高校。
その試験の会場で、茜の姿を見つけた俺は咄嗟に隠れた。
アキがその高校にスポーツ推薦で合格したのは知っていたけど、まさか茜までそこを受けようとしていたなんて…
いや、本当は。
頭のどこかで思ってた。
この高校はバスケが強い。
きっとアキはここの高校に進学するだろう。
そうしたら、茜だって追い掛けてくる。
その確率が極めて高いって、初めから予想していた。
俺はまだあの二人と仲の良い幼馴染に戻りたいって。
そういう気持ちがあったのかもしれない。
合格発表の時、自分の番号を見つけた後、周りを見渡すと茜とアキが必死に掲示板の字を追っている姿を見つけた。