teach



家に帰っても考えるのはなこのこと。



なこの気持ちを尊重しなきゃなんだよな…。



「淳~」

「ん?どうした?」

「あげる」



そういって手渡されたのは、なこが最近描いてた絵。



今までのタッチとは違って、どこか明るい印象の絵だった。



そうか、なこも頑張ってんのか…。



色々乗り越えて、今からの人生精一杯生きなきゃなんだよな。



そのために俺はなこの後押しすることも大切なんじゃねぇのか。



社長が言いたかったことが少し理解出来た。



縛り付けるだけじゃダメなんだ。



「なこ、お仕事するか」

「お仕事?」

「ん。好きな絵を描いてお金もらうんだ」

「お金?」

「そ。なこが好きなように使っていいお金」



なこは考える仕草を見せた後、何かを思い出したように「やる」といった。



これでいいんだよな?



いくら考えても答えは見つからねぇ。



ならやるしかねぇ。




< 103 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop