天国への切符



「真優ちゃん…」



だけど、願いは叶わなかった。


神様なんて、いなかった。



あたしは親戚のおじさんに肩を抱かれながら、変わり果てた姿のお母さんと向き合わされた。



あんなに大きかったお母さんの体は、もうどこにもなくて。


ただの骨だけになっていて。

小さな小さな骨だけになっていて…


本当にこれがお母さんなのかと信じられなかった。






死んだら人は、こんなに小さくなるの?



もう…戻らないの?

もう二度と会えないの?


もう触れることもできないの?


声を聞くことも、笑ってくれることも、
叱ってくれることも…できないの?


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