桜華



……3時半……

「おまたせー!!待ったー?」

「大丈夫!!行こうか……。」

私は、赤いジャンバーのフードをかぶり緑のカラコンを入れて駿の隣を歩いた。

「フードかぶらなくてもよくね?」

「いや……。顔見られたらあとから面倒だからさ……。」

「そっか……。髪の色金色に黒のメッシュとかお前男かよ。かっこよすぎだろ……。」

ムカッ……。
コイツ今、私のこと男っていった……?

まぁかっこいいって最後に言ってたからいっか……。

「行くよ。」
「おぅ!!」

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