やっぱり愛おしい番外編〜亜梨菜Side〜【ファン限定公開作品:短編】(期間限定パスなし公開)
そんな事を考えているうちに
資料室の前に着いていて
川田主任は扉を開けた。
……暗い。
普段あまり利用者もないせいか
カーテンは常に閉められた状態の中
一歩足を踏み入れて中に入った途端
“ガラガラッ”
“ガチャ”
私より先に入ったはずの川田主任が
いつの間にか後ろにいて
資料室の扉を閉めると
素早く内鍵まで閉めてしまった。
…えっ!?
耳に残るその金属音に
体がビクリとした。
なぜ、鍵を閉めたの?
思わず後ろを振り返った私は
「………!!」
再び体がビクリとなった。
「……川田…主任?」
そこには
おそらく今まで見た事もないような
不機嫌そうな表情と
冷たい目つきで睨みつけるように
私を見つめる……川田主任がいた。