やっぱり愛おしい番外編〜亜梨菜Side〜【ファン限定公開作品:短編】(期間限定パスなし公開)
「……川田主任?」
恐る恐る名前を呟く私に
川田主任は私を睨みつけたまま
一歩一歩近づいて来た。
……こんな主任見た事ない。
背中がゾクリとした。
だけど、後ずさりする暇もなく
「……あっ!!」
腕を引っ張られた私は
いつの間にか主任の腕の中にいて
ギュッと強く抱き締められていた。
「…………!!あっ、あの…。
か、川田…しゅ、主任!?
あっ、あの…はっ、離して……。」
突然の事に驚いて
言葉にならない声を出す私に
『…亜梨菜は俺を嫉妬させたいのか?』
抱き締められた戸惑いと
いつもの主任とは違う
やや低い声が頭上から降ってきた事に
『亜梨菜』
下の名前で呼ばれた事に
私の体は再びビクリと反応した。