氷がとけるように。
文句を言っても工藤の行動は止まらない。


すんなりと脱がされた服はベッドの脇に落ち
キスをしながら下着姿でベッドに落ちていく。


工藤の手が背中にいき下着が落とされた。


視線をあげると私しか見ない角度の工藤の顔と引き締まった上半身。


あらわになった私の上半身。


恥ずかしくなり顔を横に背けた。


「七海、こっち見て。それじゃキス出来ない」


「…」


「七海、俺を見て」


視線を工藤に合わせる。
恥ずかしさを隠すように工藤を睨む。


「その目つき、そそられる」


「馬っ鹿じゃないの」


「馬鹿になるのは七海の前だけだから」


「ホントに馬っ鹿―――」


ホントに馬っ鹿じゃないの。
最後まで言えなかった。


工藤の唇が口を塞ぎ吸い付く。


体が浮く感じに工藤の背中に腕をまわししがみつく。


工藤の体温が私の体温をあげていく。


いつも優しく私を女にさせる工藤。
女になった私は工藤を全身で感じる。


「…なな…み…」


そして…2人して1つになる。



いつも気付かされる。


心が、体が、


工藤を求めている事に。








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