～天使ロード～

「佐藤くんどうしたの？」


「ん、何でもない」


「もしかして具合でも悪い？」


「違う、バカ言うな
俺は健康には自信あるんだ！」


「じゃあ何？私とキスしたかった…？」


私は恐る恐る佐藤くんに聞いてみた。

佐藤くん、何て答えるんだろう…


私の胸が次第にドキドキしていく。


少しは期待しちゃうよ。
男子を面白おかしくからかいたいよ。


私、今までそういう事をして来なかったから、尚更してみたい。



一瞬…
太陽が曇りに隠れて影が出て、ぷわっと窓際から溢れだす太陽の目映い光に目を刺激されている時＿＿＿






ほんの一瞬のこと。







私の唇に何か温かいものが触れた。