ハートの形した花
作戦決行!




納涼大会の日は、よく晴れた日だった。




俺は、住岡に。
九は、高柳に。
相生は、大島に。
白石は、希望通り香恋に。
西田は、琴吹に。
それぞれ電話をして、この日、この時間、この場所に呼び出した。




住岡には、
「見せたいものがある」
とだけ、言っておいた。




そして、待ち合わせの校門前に行くと、もうすでに5人とも来ていた。




それぞれが話もせずに立っているだけだった。




「よお!みんな、よく来てくれたね!」




戸惑いながらも、俺は元気を装い、みんなの元へ歩いた。




< 298 / 345 >

この作品をシェア

pagetop