極彩色のクオーレ
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暗く、行く人すべてを拒むかのように深い闇をつくる森の中。
ランプを手にした3人の光工芸職人が歩いていた。
時折風になびく木々の音に、どこかから聞こえてくる啼声に、小柄な職人が震え上がる。
もちろん、寒さだけのせいではない。
「お、おい……もう帰らねえか?」
「なんでだよ、まだコルル一匹も見つかってねえじゃん」
「おまえ、もしかして怖いのか?」
彼の先を歩いていた長髪の職人が呆れ、背高の職人がからかう。
小柄な職人はぎくりとしたが、様子を伺うように周囲を見回した。
「だっ、だってよう……なんかヤバそうな感じがするし、今にもそこから何か出てきそうだし
「そんなのお前の気のせいだろ?
コルルが居そうなところを探して、罠仕掛けて帰る。
そんだけのことじゃねえかよ」
長髪の職人は、肩から提げている厚布の鞄を叩いた。
中には幼い仕掛け職人がつくった罠がある。
「そ、そうだな。早く仕掛けて早く帰ろう……」
力なく言って、小柄な職人は止まった足を再び動かす。
背高の職人が振り向いて意地悪く笑った。
「気をつけろよ、人喰いの獣に襲われても知らねえからな」
「ば、バカいえ!まだガイヤの中だぞ。
ブルムみてえな大型の獣いるわけねえだろ」
「どうかな?……ほら、その茂みに」
ガササッ!