私の意地悪な旦那様
そして、この悩みを持って潤の元へと訪ねたのだった。
「という訳なんだけど、どう思う?」
「………心配するようなことはないんじゃね?」
深刻に聞いたのに、さして重要でもないかのように振る舞ってくる潤。
なんでそんなこと言い切れるのかさっぱり分からず「もういい!」とイライラしながら潤の家を飛び出したのだ。
夜、潤の家から帰りながら考える。
潤はああ言ってたけど、やっぱり不安なものは不安で。
本人に聞いてみようかな……。
そう思って俯き気味だった顔を上げれば、私の目には信じられない光景が映った。