私の意地悪な旦那様
「やめっ………ひっ」
「やっぱり。想像通りのいい匂い」
すんすんと鼻を鳴らし、つーっと首筋を舌でなぞられる。
安心できるはずの家で、いつも功希と2人でご飯を食べてるこの机の上で、知らない男の人にこんなことされるなんて。
溢れ始めた涙は止まらず、私の顔中をぐしゃぐしゃにする。
そして、手がボタンへとかけられたとき。
「莉乃!!」
聞き慣れた声とともに、私の上に覆い被さっていた存在は功希によって尻餅をついていた。