私の意地悪な旦那様
あの織部さんの顔がほんのりと紅潮して、目がとろんと垂れている。
いつも見せるような怖いイメージの織部さんの姿はそこにはなく、それは目を擦っても変わることはなかった。
「………莉乃が不細工?」
「へー、お前の奥さん莉乃って言うのかー。どっかで聞いたことある名前だなー」
「莉乃はバカだけどブスではないよ」
「バカなのかー」
成り立ってるようで成り立ってない会話に何故だか俺の方がビクビクしていた。