私の意地悪な旦那様


あとは………


「あげるなら、自分で稼いだお金であげたいよね」


そう思いながら歩いていれば、目についた『アルバイト募集中』の文字。


それに食らいつけば、お店の中へと入っていった。





いくつかの質問を含めて軽く面接をした後、渡された紙を読んで名前を書き込む。


そして、ぽんっと判子を押して契約が完了した。

あとは働くのみ。

喫茶店のレジ打ち、という仕事に就かせてもらった私は次の日から功希にばれないように、平日の午前中だけ秘密裏に働くことになったのだった。





< 201 / 330 >

この作品をシェア

pagetop