先輩×後輩*林さんの恋




「…紗綾?」


「しょーくんっ!私も好きっ!付き合うっ!」


いつの間にか、眞白の彼氏になって盛田先輩と言っていたけど、しょーくんに直った。
って、そんな事気にしてる場合じゃなくて!



「紗綾の事、幸せにする。」

「私の方が、しょーくんのこと幸せにできる!」

「紗綾可愛いこと言うね。付き合ったし、呼び方かえない?」


まあ、私もしょーくんなんて言うのは少し抵抗があった。


「だねっ!…翔って呼ぼうか?」


「そうだな、紗綾はそのままでいっか」


「って、しょ、しょ、翔!勉強進んでないっ」


もう、帰る時間になるというのにノートは真っ白のまま。


「今日はさ、付き合い始めたんだしクレープまたいく?今度はスペシャルクレープ奢るからさ」

「いくいく!絶対いく!」


私達は手を繋いでクレープ屋さんに向かった。

スペシャルクレープ、イチゴたのもっと♪って、考えながら。







< 58 / 96 >

この作品をシェア

pagetop