甘い唇は何を囁くか
迫り来る自身の欲望に打ち勝つ為に、足を止めた。

陽が昇りはじめている。

微かに、白ばみはじめた東の空を見上げて、シスカはため息を零した。

遼子には・・・逢うまい。

逢えば、遼子の思いも何も考えずに、そのまま抱いてしまうだろう。

遼子が傷ついても、泣いて縋っても、止めることはできないと自分でも分かる。

毒がまわり、遼子の時間が止まれば―、そうすればいくらでも時間はある。

永遠と呼べるほどの時間が・・・。

「遼子・・・。」

お前を・・・愛している。

この想いは、永遠に変わらない。

何があろうとも。
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