甘い唇は何を囁くか
遼子は自分を抱きしめる

美しい人の涙を頬に感じて

目蓋を開いた

口の中には甘い果実のような香りが拡がっている

それが喉を伝い胃に届く頃

視界に映る

その人のことを…

ー思い出したー
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