ボランティア
『お待たせいたしました』
運ばれてきたカフェラテ
砂糖を入れて、かき混ぜて
再び視線を大学の中庭に向けた
「……………」
中庭に和波さんがいる
クリームブラウン色のセミロングの女性と一緒
「!?!」
女性が和波さんの首に腕を回しキスをした
毎週水曜日の帰りが遅いのは、この女性と一緒に過ごしてるから?
和波さん…彼女、居たんだ…
自然と溢れ流れた涙は、ひとつ…またひとつ、カフェラテに沈んでいった
胸が苦しい
涙…止まらないよ
「……………」
「?!」
歪む視界に差し出されたハンカチ
視線を上げると、カフェラテを運んできてくれた男性店員さん
「何があったか知らないけど…大丈夫?」
ハンカチを受け取らない私を見かねて、店員さんはハンカチで私の涙を拭ってくれた