ボランティア
「ごめんなさい…私、履歴書も無いし、自己紹介もしてないし……私、松本蘭です。歳は20歳。大学生してます。失恋したばかりで胸が痛いけど、上総さんに拾われて救われてます」
「蘭ちゃんを救えたんなら良かった……俺は…って、前にも言ったから良いか(笑)」
「上総さんの好きな食べ物とか知りたいです」
二人の時間が心地良い…だけど、何故か和波さんが重なって見えるの…
まだまだ忘れられないって事なのかな?
以前、和波さんのキスシーン見て以降、和波さんは中庭に現れなくなった
チラッとでも姿が見れたら良いななんて思ってたけど…
「らんらん?考え事?」
ひょいと、たみごんが私を覗き込んできた
今は仕事中…ぼんやりしちゃ駄目なのに
「さぁ君、聞いてよ」
お店のドアが開くと同時に、女性の声がした。声の主は、カウンター席に座って上総さんに話続ける