不器用な恋愛
「佐藤くん。ちょっといい?」


そうひろに、声をかけてきたのはえり。


あっえり。ひろのこと誤解したまま!


どうしよ…


二人は屋上に行った。


私もすぐに二人を追いかけた。


がちゃ。


屋上のドアを開けると寒い。


もうすぐ12月になるからなのか冷たい風が全身に通った。


二人はフェンス越しで話していた。


いつもならすぐに行けるのだけど今日はすぐに話しかけることができなかった。


なぜなら。


二人のムードは険悪だったから。
< 422 / 496 >

この作品をシェア

pagetop