時わたりatラブ(仮)
出会い、新しい時代へ







カポーン





竹がかっぽかっぽなる、あれ、何て言うのか知らないけど!それがある大きなお屋敷に私はいる。





新潟から帰ってきて一ヶ月。




季節はまだ冬、2月の暮れだ。






「………。」




「………。」




ら「………。」





ここに居る理由、それは



幕府と薩長の和平交渉の会議での身辺警護を何故か私が任されたから。




もう、この状態から5時間!!



足が限界なんです!!




ら「…い…。」



しびれが、半端ないよ〜っ。


でも、護衛の私が痛いっ、とか言ったら本当に切腹モノだから人生の中で一番動きたいのを耐えている。



いま会議をしているのは



幕府方 松平容保さま

薩長方 桂小五郎さん





後ろで控えてるのは近藤さんや、あの奇兵隊の高杉さんっていう言う怖そうな人。




それに加えて松平さまの横で警護っていっても座ってるだけなんだけど、私。

あと、桂さんの警護の何とかっていう人。





こんな歴史に残るすんごい場面に居て、有名人と至近距離にいるいも関わらず、残念ながら敵なんだよな…。



話してみたい!!






すると、そこに



だだだだだっ



と走る音。



一応柄を握って、身構える。





ぱんっ




「いや〜遅れてすまんにゃ〜。」



ら「…?」



何とも間の抜けた男の人。

確か
「……にゃ〜。」



って言うのは土佐の人。




ってことは!!




「おんしが松平様か、わざわざご足労していただいて感謝してます。


わし、坂本龍馬というものです。どうぞ、宜しゅう。」





ふふ、なんとか標準語で喋ろうとしてるけど訛ってる。



この人が



坂本龍馬…。




桂「遅い。坂本くん、一体何時までわたしたちを待たせる気だ?」




坂「待たせる、言うたち、おふたりで話してもらわんとわしもめぇるぜよ。」





桂「ふん、話にならない。何故私達が恭順しなければいけないんだ?」




松「それは、さっきから言っているだろう。今は幕府側が有利。
それは、仕方ない事だと。それが出来ないのなら戦はやるしか無くなってしまうのだぞ。」




坂「まあまあ、落ち着いてくたもん…下さい。


桂先生、prideを捨てることも大切ですよ。」



桂「ぷら…?」




坂「んー、pride…なんて言えばいいがぜ。誰かメリケン語分かる人はおらんかの?」





prideってあの、プライドだよね?




ら「あ…の。」




坂「おっ、なんぜよ?」




ら「prideって見栄、でいいんじゃないですか?」





一斉に視線が私がに向けられて、びっくりしてしまう。




坂「おお!!それぜよ!!凄いのぉ。」



関心したようにいうと


ガシッ



ら「…ん!?」



いきなり手を握ってくる。



坂「おおきに。おまん、凄いのぉ。」



ら「いや、それ程でも…。」



何このひと!!


凄いオーバーリアクションなんだけど…。



凄い、顔ひきつってるだろうな、私。





坂「お、そんな顔せんと、


あ!これはシェイクハンドちゅうてな…。」





いやいや、知ってるもんね。

私一応、未来人だし。




ら「あの、シェイクハンドはいいので会議に戻られては?」





坂「そやったそやった。すまんにゃ〜。」




ははは、と笑う坂本さん。



歴史の偉人ってこんなフレンドリーな能天気な人だったんだ。



























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