時わたりatラブ(仮)








それから1時間たった。






ようやく、坂本さんのお陰で桂さんの機嫌が直って話し合いが再会された。





でも



松「らん、お前は隣の部屋に控えてくれないか?」




うそ、名前を覚えてくれてたんだ…!



嬉しい!!




ら「しかし。」



松「いや、らんに落ち度がある訳ではなくて桂と抜き身で、こう警戒し合わず話し合いたいのだ。
さすれば、相手を信用していることになるだろう?」




ら「はい。そういう事なら。」




すると桂さんも




桂「おい、吉田。お前も外で待っていてくれ。茶でも飲んで休んでこい。」





「はっ。ありがとうございます。」






護衛のふたりで外に出ようとする。







坂「右の部屋にわしの付き添いも待たせてあるきに、そこを使うとええぜよ。」




ら「ありがとうございます。


では、失礼します。」





右の部屋…



吉田さんはお茶を飲むと言って、外に出ていってしまった。




誰がいるんだろう?






ら「失礼します。」



スー




障子を開けて中に入るとそこには、清潔とは言えない少しボロッとした男の人が壁に寄りかかっている。




なんか…見た事ある人のような?





ら「あの〜。」




声をかけると、その人はハッと顔をあげる。




「お前…。」



ら「え!!嘘!」



なんで



なんで








ら「岡田さん…!」



岡「らんか?」



ら「うん…。」




岡田とは池田屋から連絡もなく、何も情報が無かったから、史実通りに殺されてしまったのかと思ってた。






ら「久しぶり。」



岡「あぁ、こんな形で再会するとはおもわなかったな。」




もう、敵同士ではなくなったんだ。






ら「てっきり死んじゃったのかと思ってた。」




岡「死んでねぇよ。お前こそぴんぴんしてるな。」




ら「若いから回復力が半端ないんです。」



岡「そうだな。あ、俺のことあんまり岡田とか以蔵とかいうなよ?」



ら「なんでさ?」





岡「もう人斬りはやめたんだ。いまは、龍馬の警護をして平凡な生活をしている。」




その言葉を聞いて安心した!

人斬り以蔵、なんて岡田に似合わないもん。




ら「そっか、お尋ね者じゃないし。もう堂々と話せるね。」



岡「そうさなぁ、鬼の副長の前ではできねぇかもな。」



ら「なんで知ってるの!?」




岡田怖…!


もしかして、監視されてたとか?





岡「はじめ会った土方が斬られた時の、お前の目が憎しみが溢れかえっていたし、焦り方が尋常じゃなかったしな。」、




ら「なにそれ…!そんな目してないよ。」




そんな必死に焦ったっけ?あの時。




ら「そう言えば、翡翠ってどうなったの?」





池田屋からずーっと気になってた事。




岡「あ?翡翠か…あいつなら一回死のうとしたんだよ。池田屋の後に土佐に連れてこられて。でも、必死に止めたのが翡翠の恋仲の弟でな、あいつは生きるって決めたらしい。」




まさか、自殺しようだなんて…。




ら「そう…それで今は?」




岡「今は弟さんの手助けもあって、土佐じゃねぇがどっかの町で寺子屋で教えたり芸妓を育てたり…あいつなりに、頑張ってるよ。」





ら「翡翠が、かぁ。」




翡翠が私にあたえた衝撃は大きくて


人は憎しみであんなになってしまうんだ、と知った。



それは、首の傷を見る度に思い出させられる。
























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