【続】早瀬くん、好き。


ど、どうしよ…ッ。

救急車呼ばなきゃっ‼︎‼︎

でも、手にはロープがあって電話なんでできる状態じゃない。


どうしよ…このままじゃ早瀬くんが…ッ。



「鮎原っ‼︎‼︎‼︎‼︎」



パニック状態になっている私の前に現れたのは…



「なか…つくん?」


中津くんだった。




「中津くん…っ!
救急車よんで…ッ

じゃないと、じゃないと…早瀬くんが…っ」



「落ちつけ!
救急車はもう呼んである。
警察も…」



えっ、てことは中津くんはさっきのを見てたってこと?



ピーポーピーポー



救急車の音が近づいてくる。



そして早瀬くんは救急車に乗せられる。



「あ、あの!!
私も行きます…っ」



「じゃあ、俺も行きます」



救急車は総合病院へと向かった。



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