【続】早瀬くん、好き。



気が付けば私は早瀬くんにキスをしていた。



久しぶりのキス。



もしかしたら私からしたのは初めてかもしれない。


けど、どうしようもなくしたくなった。



これが好きとは違う


愛おしい


って気持ちなんだね。



唇を離した時に
大胆なことをしたって気づいた。



早瀬くんは驚いた表情をしていた。



「ご、ごめんね。
なんかしたくなっちゃって‥‥」



「はぁ‥。
だからお前は何でそゆうこと言えるのかな‥」



え?私変なこと言ったっけ?



「鮎原‥」


早瀬くんはいつもより優しい声で私の名前を呼ぶ。


振り向くとまた重なった唇。



早瀬くんとのキスはいつもアワアワドキドキしすぎてどんな感じだったかなんて
はっきり覚えてなかっけど


今日のキスはとても心地よかった。



唇を離してはまたキス‥それを何度も繰り返した。



< 192 / 222 >

この作品をシェア

pagetop