【続】早瀬くん、好き。
私がメソメソしているうちに、
ついに順番が回ってきた。
「あー、入っていいですよー」
入り口いる人にそう言われ、教室に足を踏み入れる。
「キャーっ
本当にイケメンなんですねぇっ」
「もう自分の彼氏なんか見れなくなるーっ」
「もう1回並んだ甲斐があるぅ〜」
黄色い声が飛び交う場所に目を移すと、
女の子に囲まれている早瀬くんがいた。
その群れの中には早瀬くんのクラスの女子もいた。
しかも、早瀬くんなんか微笑んでるし‼︎‼︎
右腕は痛そうだけど‥。
あの群れに入るしかないのか‥!
だったら行ったるわ‼︎‼︎
せっかく並んだんだしっ。
私がその群れに入ろうとすると、
「あー、早瀬のとこ行くつもり?」
全然知らない男の子に声をかけられる。
スーツを着ているからこの人もホスト役なんだろうけど。
「あ、はい。そうですけど‥何か?」
「止めといた方がいいってー。
あそこもう女の火花バチバチ飛び交ってるから」
うっ‥‥
「で、でも、私は行きます!」
このまま放っておけないよ‼︎
「ちょっと待ちなよ!
もう少し空いてからにしたら?」
えっ。
腕を掴まれたかと思えば、何だ何だ。
「それにしても、そのメイド服似合ってるね。」
ニコって微笑む早瀬くんのクラスのお方。
「‥‥っえ⁉︎
本当に似合ってます?
変じゃないですか?!」