あたしの好きな人
それから、あたしと千枝ちゃんと桃夜、そして数人の女子が輪になってランチタイムをスタートした。
「岩崎さんって、桃夜君と仲いいの?」
「全然全然!………あ、えっと…1回話したくらいかな」
「嘘だぁー、呼び捨てじゃん。ま、うちも呼び捨てだけど?あははっ」
…………個性的ぃー
それにしても色んな雰囲気の人たちがいるもんだ。
「ホントだよ」
「桃夜君、そうなの?」
「あ、うん。波奈ちゃんが荷物持って大変そうにしてたから、ちょっと付き添っただけなんだけどね」
「「きゃー!!」」
おい、嘘言うな嘘!
そんなこと一度もありませんでしたけど!
「桃夜君、優しい〜」
「さすがだよねー」
「彼女とかなんで作らないの?」
「そーだよぉ、もったいない」
………とか言いながら、この女子達は自分をアピールしてるつもりなんだろう
「うーん……ゆっくり恋愛していきたいから…まだかな」
ったくこいつはこいつで純粋発言しやがって
ちょっと懲らしめたいって思うのはあたしだけ?
と思って千枝ちゃんの方を見ると、さすがの、千枝ちゃん。
桃夜を睨んでます。