あたしの好きな人
「岩崎ー」
「はい!」
教室のドアから声が聞こえた。
「次の授業の荷物多いから一緒に運んでよ」
「……」
久しぶりに見た、D組の担任。
てか何であたし。
「結構嫌です」
「ちょいちょい」
怪しぃー笑みを浮かべて手招きをする野口。
「ごめん、千枝ちゃん…あとみんなも。ちょっと行ってくる」
「ん。いってらー」
千枝ちゃん軽いよー
「なんですか先生」
「一緒に行こうよ職員室。ほらあれ、あのー、近藤もいるからさ」
「稜がいるから何ですか」
「あー稜とか呼んでるんだ?積極的」
「は?」
ちょっと待って、
なんか誤解してる?
「あの、私別に…」
「さー文句言わず行きましょー。あいつにも会えるから一石二鳥じゃーん?」
やっぱり
この人誤解してるわ。