あたしの好きな人





「はい、到着」

「わぁー!きれい…」




稜が連れてきてくれたのは、夕日に照らされる海。




「…なつかしいな。昔ね、結斗とお兄ちゃんとここに来たんだ…」

「そっかー」




なつかしいなーなんて話しながら、近くの砂浜に座る。


稜もあたしの隣に座って、じっと夕日を眺めた。





「稜…?」

「ん?」

「本当にありがとうね」

「え、何?」



急に感謝されて嬉しいのか、稜が少し笑ってる。




「結斗に告白してよかったなって思って」

「……それ、俺のおかげ?」

「うん、稜のおかげ」

「そっか。…うん。よかった、波奈がそう思ってくれて」

「な、何…やけに素直だね」




まぁ…あたしが言えることじゃないけど





だけど、本当に嬉しそうな顔してるから…こっちまで嬉しくなってくる





「いつか…私も結婚とかできるのかな」

「…っ、あはははっ!!なんだそれ!」

「え、え?……えぇ??」




な、何?

あたし今おかしかったかな?!


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