叙情
「そろそろ、帰らなくちゃ・・」


「え?もう?まだ4時過ぎだよ?」


「しなきゃいけない事があるから・・」


6時には総一が帰ってくるって言ってた。

ちゃんと、ごはん作って
待っとかなくちゃ・・・



「そっか、居候してると
雑用押し付けられるもんね」


「あ・・・うん・・・」


「じゃあ、送っていくね」


「ごめんね、ありがとう」


「いーえ、どういたしまして」


私の勝手にも
笑顔で返してくれるなんて
まるで天使みたいな人だ。


どうしたら
こんな優しい人になれるのだろう。


私は、わがままで勝手で・・・


周りの人の事なんて全然考えられない最低人間だから

リオンくんの笑顔を見ていると

自分が、どんなに
嫌な人間なのか痛感してしまって
恥ずかしくなってしまう。

< 131 / 264 >

この作品をシェア

pagetop