叙情
「んな怒んなって。
ほら、腕枕してやっから」



そう言いながら
私の頭の下に腕を伸ばし入れ
もう片方の腕で
私のお腹に手を回すように

顔は、私の顔のすぐ横にあるという

何とも緊張に緊張を積み重ねていく形になってしまっている。


こんな状況で眠れるはずなんてないじゃないか。


眠るよりも心臓が激しすぎて


オーバーヒートするんじゃないかと


そうなると、永遠に眠ってしまう可能性すらあるわけで・・・



「すっげぇ脈なんだけど」



お腹に手を回している総一には
完全にバレてるけど。



答える言葉なんてものがあるはずもなく・・・



「もっと、脈早くしてやろうか?」



・・・デビル総一だ。完全に。



私に覆い被さるようにキスを交わし

舌をねじ込むように絡めなぞり・・

息もままならず

脈どころか、息遣いすら乱れているのに

そのまま


首筋にまでキスをされ



総一の手が私の服をなぞるように
服の中へ入ってきている。







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