On Your Marks…~君と共に~
「……っく……」
ゴールした途端に、いつも通り襲う疲労感。
やっべ……予選から本気出しちまった……。
これはナオ先輩になんか言われそうだな……。
「おいおいおいおいおいおいっ!!!瞬瞬瞬っ!!!」
ゴールしたばかりの俺の元へ、タケがものすごい勢いで、俺に近づい来る。
なんだよ……。
俺今すっげぇ疲れてるんだけど。
「お前、タイムタイムタイムっ!!!!」
あ、自分の走りに夢中でタイム見んの忘れてた。
俺は疲れた体をゆっくりと動かして、俺のタイムが表示されているであろう、タイマーを見る。