On Your Marks…~君と共に~
赤いユニフォーム。
追川高校だ。
その赤いユニフォームを逃がすまいと、先頭軍団が食らいつく。
そこには確かに……
「さやかせんぱーいっ!」
澪が叫んだ。
「先輩頑張れーっ!」
俺も声を張り上げた。
先輩の顔は、険しかったけど、少しだけこっちをむいて笑ってくれたような気がした。
「先回りして、早く紗名のところ向かわないとね」
そういって、再び歩み始める澪。
その背中を俺はずっと見守っていた。