LOVEPAIN③
「広子ちゃんには無理でしょ?
自分の事しか考えられないって感じの子だし」
そう言って笑う姿に腹が立つけど、
言い返せない
一つ言い訳するなら、
もし本当に好きな人なら自分だけはこの人の味方でいようとか思えると思う
そんな風に思う時点で、須田にとっての私って最悪最低
「でも、別に広子ちゃんがその事に対して気を使う事ないじゃん。
ケイのやつ、あいつ裏で浮気しまくってんだから」
「やっぱり、本当に彼、浮気しまくってるんですか?」
分かっているけど、そんな言い方で訊いてしまう
「してる、してる。
不特定多数と。
でも、殆どは……。
ケイ、まだあんまり客付いてないけど、
一人すっごい太い客付いてて。
その女がさ、有名な飲料メーカー社長の娘で。
あっ、娘って言ってももう30歳すぎてて結婚してんだけど子供居なくて、
旦那は一年の殆どが海外みたいな感じで、
ケイがその女を慰めてるわけ」