LOVEPAIN③

その日、仕事を終えた須田は真っ直ぐと帰って来た



すぐに、私は須田に仕事の事を伝えた




「私、明日仕事になったから」


スーツの上着を脱ぎ、
それをハンガーに掛けている須田の背に、声を掛けた




「はぁ?
俺、明日休みなのに?」


須田はすぐに、こちらを振り向いた



そう言えば、明日は須田のお店は定休日





「ご、ごめん」


須田の顔が段々と険しくなって来て、怖くなって来る


足が震えて来る……





「広子、なんか嬉しそうじゃねぇ?

仕事で、あの成瀬って奴に会えるからか?」



「何言ってんのよ……」



確かに、久し振りの仕事で、
テンションが上がっていたかもしれない


決して、成瀬に会える事が嬉しかったわけじゃない




「俺、風呂入るから」


須田は私にそのスーツの上着を押し付けると、
私の横を通り過ぎた







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