LOVEPAIN③
私は一人、逃げ場として成瀬の部屋へと来た
言っても、同じマンションに住んでいる訳だから、
私の部屋に居るであろう須田ともしも鉢合わせしたらと、
ハラハラとしてしまう
私の部屋は二階と言う、
エレベーターと階段、どちらもありな階なので、
私は悩み、非常階段から成瀬の部屋が有る10階へと向かった
「――疲れた」
私は成瀬の部屋の鍵を開けて中に入ると、玄関で座り込む
今さら、閃いてしまう
須田と鉢合わせる可能性のない三階から、
エレベーターに乗れば良かったのだと……
私は幸い、今日はスニーカーを履いており、多少は階段もマシだったのだと思う
とりあえずスニーカーを脱ぎ、
部屋へと入った