LOVEPAIN③

「俺、お前の前で普段冷静な顔しながら、
お前とこうする事ばっか考えてた。
紳士な振りして」



「でも……」



考えてるだけじゃなくて、それに近いような事は、
最近も、少し前にもあったじゃないですか……


そう言いたいけど、
首筋を舐められていて言葉にならない




成瀬の息が耳に掛かる


その息が熱い




トレーナーの中に成瀬の手が入って来て、私の胸に直接触れる



出すつもりはなくても、声が出てしまう




「――広子、好きだよ」


その声は、今まで成瀬から聞いた事がないくらいに優しくて、甘い



成瀬の背に回してた手に、さらにグッと、力が入ってしまう



もっと、この人と近付きたいから




< 182 / 474 >

この作品をシェア

pagetop