LOVEPAIN③


「――この指輪は、須田に買って貰ったものじゃない」


私はその指輪を、右手で守るように包み込む




「は?俺が買ったじゃねーか?
まさか、自分で買ったとか意味分かんねぇ事言うつもりかよ!」



「違う!そうじゃない!」


声を荒げる須田に負けじと、私もそう声を出すと、
須田は口を閉ざした




「――私、須田に貰った指輪を無くしたの。

それを見兼ねた成瀬さんが、同じものを私に買ってくれた。

だからこの指輪は――」



「もういい!!

もういいから、喋んな!」


私の言葉を、須田のその声が遮る



目の前の須田の目が、赤くなっていて、
必死で泣くのを耐えているのだと気付いた



自分が、どれだけ須田を傷付けたのか、知る





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