LOVEPAIN③
「和真さんが、俺を嫌うのも、
俺が嫌われるのも、当然なんだよ」
「――だからって、あの態度は酷くないです?」
そう思わず口調がきつくなってしまうが、
成瀬はそんな私の顔を一瞥すると首を横に振った
「もし、俺が和真さんの立場なら……。
父親が母親を裏切ってて、他所に自分と同じ歳くらいの子供が居たら……。
俺だって、やっぱその存在を許せない」
「でも……」
そう否定の言葉を言いながらも、
その成瀬の言う和真の気持ちにも納得してしまった
でも……
「でも、成瀬さんは悪くないじゃないですか?!」
「悪いとか悪くないとかじゃないのかも。
嫌なもんは嫌だし、憎いものは憎いんだよ。
それに、既婚者だと分かっててそんな関係になった俺の母親は悪いだろ。
そして、その果てに出来たのが俺ならば、その存在自体が許されるべきじゃない」
「だけど……」
認めたくなくて、否定ばかりしてしまうけど、
私の思う事は全く間違っているのかと思うくらいに、
それ以上の言葉を返される