LOVEPAIN③

「そうですか」



この私の分もナツキのお金だから、
別に少しくらい食べても良かったのに




私は自分の手の中に有る、ゴーヤバーガーを一口かじった




「――まず…」


吐く、と迄は行かないけど、
この肉のパティの上にゴーヤが挟まっているハンバーガー、
けっこうマズイ




横を見ると、ナツキはクスクスと笑っていた




「やっぱり、マズイんだ。

客が、このゴーヤのやつ激マズだって、こないだ言ってたんだよ」


アハハ、と笑っている




「だったら、私が頼む時に止めて下さいよ」



「え?マイクで向こうに聞こえんじゃん?
それ、激マズだから食うな、って。

それって、向こうに悪いでしょ?」



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