LOVEPAIN③

「お前、これ全部一人で持てる?

持てない、つっても持ってやんないけど」


ナツキは振り返り、後部座席にある山のようなショップの紙袋を見ている



そんな風に意地悪を言いながらも、

半分以上、買い物中や車に戻って来る迄、ナツキはその荷物を持ってくれていた




「大丈夫ですよ」


多分、とそう口にして、ナツキを見ると、
こちらをナツキが見詰めるように見ていて戸惑う




「お前、その指輪いつ迄してんの?」


すっ、と、視線を私の左手の薬指に移す



その指には、あの成瀬から貰った指輪



だけど、ナツキはこれを須田から貰ったものだと思っているのだろう



別れたのに、いつ迄しているのだと





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