LOVEPAIN③
時間になり、やって来たライターさんに取材を受けた
場所は、いつものように会議室で
「――また上がったら送ります。
今回は広子ちゃんだけじゃなく、
こちらの事務所の島崎マリンちゃんと咲山モモちゃんの記事も載っているので」
そのライターの中年の男性はそう言いながら、
会議室を出て行く
話しながら見送るように、
成瀬もそのライターさんの後を付いて出て行った
さっきのライターさん、わりと有名な出版社名とその雑誌名を言って名刺を渡してくれたけど、
雑誌名の方は明らかにエロ本みたいな名前だった
そのエロ本に、今回の私のインタビュー記事や写真が載るのだろう
分かっている事だけど、
エロ本の取材しか私には来ないのか、と複雑
「取材、段々と慣れて来たな?」
成瀬は会議室のドアを開けて戻って来ると、
開口一番にそう言う
「はい。
毎回、同じような質問されてたら」
後、何回、取材で同じような事ばかりを訊かれるのだろか?
慣れたと言うよりも、既に飽き飽きとしている
私は溜め息を吐きながら、
テーブルの下に置いていた鞄から、
外していた指輪二つを取り出し、
定位置の指に嵌める