LOVEPAIN③

再び訪れたその店は
一度目に来た時よりも、

華やかに感じた



暗いのに、明るい




店内に入ると、前回と同じウェイターのような人が私達に近付いて来る




「初めての方ですよね?
二名様で」



「はい」


そう答える成瀬を見ながら、
私は此処に来るのは初めてじゃないけど、と思う




「指名とかございますか?」




「そいつの名前は?」


成瀬が私の方を見ると、そのウェイターも私を見ている




「――ナツキ」


その言葉を訊いて、
ウェイターは畏まりました、と笑顔を浮かべていた





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