ずっと、側にいるから



元々この家に居たくない私は執事の天音からの引越し終わりの電話を待っているところ






そして待ちに待った着信音が鳴り、自室を出て足早に用意された車に向かった





「 行ってらっしゃいませ 瑠花様 」





玄関に並んでいるメイドさんが一斉に頭を下げる







「 ………… 」






私は何も言わずに家を後にした




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