二つの、ありがとう
俺現在26才無職。生計を支えているのは複数の女、いわゆるひもだ。物心ついた時から女にちやほやされていた記憶はある。今にいたっての俺は毎日何をして遊ぶかを計画し、実行し金を何に使うかが仕事だと醜く自分自身に洗脳されて動くダメ人間だ。男の夢、俺にしかできない生活だというくだらない自信もあった。ダラダラしてる気分でもなかった。同じような仲間もたくさんいる。毎日楽しかったで一日が終わっていた。周りから、将来、結婚、夢という現実話は俺の耳をかすめた事もない。そんな時間に左右されない俺にも意外に朝昼夜の区別はしていた。たまに気付いた時は健康にも目を向けていた。俺の住むアパートには二つ下の居候直樹がいる。俺と正反対に近い奴でアルバイトをして普通に女は好きな奴だ。好きと言っても彼女の存在もないし、たまに風俗雑誌を見て、こいつ可愛いとくだらない雑談で盛り上がる直樹を見ての俺なりの見解なんだけど。俺と直樹は二人でよく遊びに行くし、親友だ。何でこいつと、周りから見たらアンバランスだという声もあった。俺自身、男も女も見た目でしか選ばないしつるまない性だ。そのせいもあってか心の奥底から話せる奴は直樹だけだった。まあ最初は直樹が住む所に困っていて家賃半分助かるし、おとなしそうだし、掃除してくれそうだから居候させたのが始まりなんだけど。そもそも知り合ったきっかけが、俺の仲間が海で、当時パラソルを立てるバイトをしてた直樹に半ば強引に無料で設置してもらい、携帯番号交換して、後後俺が海に行った時に同じ事頼んでジュースおごった時に住まいの話聞いたんだけど。まあ普通生い立ちやらなんだかんだ話して居候させる判断するんだと思うんだけど、今に至って親友になれたと俺が思う何かがあったんだろうけど。一つ分かる事は、笑う内容、時間、タイミング、これが一緒だった。 そんな直樹の一言から始まった俺へのかけがえのない心という意味。
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