【完】クールな君に胸キュン中!
「ただ」
えっ? た、ただ?
「俺に言わなかったことに、腹を立ててる」
ほっとしたのも束の間。
やはり彼は、どこか不機嫌な様子。
怒ってる……と言うよりは、拗ねてるような……?
まさか。
桐谷くんが拗ねるなんて、そんなことあるはずがない。
「今日、どうして遅刻したの?今まであんたは何をしてたんだよ?」
答えるまで逃がさないとでも言うように、しっかりとあたしの肩を掴んで、真っ直ぐに見つめて問い詰める桐谷くん。
あたしはその瞳にドキドキしながらも、素直に答えた。