『今夜も首は回らない…』

「『蜂針療法』って知ってます?…」と言ってから気が付いた!

「あっ!」

彼の顔に見覚えがある!

と言うより先程会ったばかりなのに、何故気が付かなかったのか…

「…やっと気付いてくれた?」

彼は『蜂針療法』を受けた治療所で先生に紹介された見習い君だった

「気付かなくてごめんなさい…先程は白衣を着てましたし…

場所が変わると印象も違うと言いますか?本当に失礼しました。」そう言って曲がらない首をちょこんと下げた。

「もし良かったら…

俺の練習に付き合って貰えませんか?

ツボが外れたり、治療に時間が掛かったりしますけど…

体調が悪い時はいつでも時間外で駆けつけますよ!」

ニッコリ笑顔付きの有難い申し出を断るなんて考えられない

「ホントですか?喜んで練習用人体模型になります!」声高らかに宣言

変なテンションになってしまった為か?

他の人の視線を感じてそちらに体を向けると私に向ってウインクをする親友

そういうことでしたか?


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