interesting
わざわざタッパーに入れるのも面倒臭いし鍋ごと持って行く。


エレベーターにカレーの香りを残し、青木の部屋の前に立つ。


フゥー。臨戦態勢。


チャイムを続けて3回鳴らす。


カチャ。ドアが開らいた。


「早かったね」


笑顔で出てきた青木。
無視して無言で鍋を差し出す私。


「上がって」


鍋を受け取らずさっさと中に入って行った。


もうーーーー。
何がしたいのよっ。


鍋を置いて帰るわけにもいかずさっきより怒りを含んで青木の部屋に入る。









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