屋上で待ってる





蓮くんのことを相談できるような友達が手元に残らなかったのは本当だ。



蓮くんと付き合いだしたとたん、皆私のことを
調子のってるだとか、
うざいだとか言って離れてしまった。




無意識の内なのか計算なのか、自分でも分からないまま、中原さんに頼りきってた。




中原さんは、私の質問や相談にとっても丁寧に答えてくれた。




だから、わたしも安心しきって頼りすぎてしまったんだ。





─────…




だから、今日こんなかたちで彼女を傷つけてしまっていたことに気づいて、後悔した。




「君も…気づいてたんだったら、わざわざ頼ったりしないであげて。

彼女はまだ傷が癒えてないんだ。」



露村先輩の声にビクッと反応してしまう。





助けてもらったのに、私はそれでも、蓮くんをひき止めようとしたんだ。




最低だ。




さっきの取り巻きの誰かが、中原さんのことを偽善者だって言ってた。


でも違う。

偽善者なのは、私。


被害者ぶってた、私なんだ。




ごめんなさい。


中原さん、ごめんなさい…










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