星の印〜陰陽師其の弍〜
夜の森は暗くて今にも何か出てきそう。
ひたすら森の中を歩き続けていると、少し先に何かが落ちているのに気がついた。
「…何だろう、あれ」
二人がそっと近づくと、そこには血だらけの瑠璃が横たわっていた。
「え?瑠璃!?」
二人は急いで瑠璃のそばに駆け寄る。
瑠璃の背中には爪あとのような大きな切り傷があり、体は血でぐっしょりと濡れていた。
あまりの光景に麟は動けずに居ると、
「とにかく、瑠璃をつれて急いで戻りましょう!」
由来が瑠璃を抱えて走り出す。
麟も急いで後に続いた。