星の印〜陰陽師其の弍〜



夜の森は暗くて今にも何か出てきそう。

ひたすら森の中を歩き続けていると、少し先に何かが落ちているのに気がついた。



「…何だろう、あれ」



二人がそっと近づくと、そこには血だらけの瑠璃が横たわっていた。



「え?瑠璃!?」



二人は急いで瑠璃のそばに駆け寄る。

瑠璃の背中には爪あとのような大きな切り傷があり、体は血でぐっしょりと濡れていた。

あまりの光景に麟は動けずに居ると、



「とにかく、瑠璃をつれて急いで戻りましょう!」



由来が瑠璃を抱えて走り出す。

麟も急いで後に続いた。


< 25 / 54 >

この作品をシェア

pagetop