恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
「あほだね君は、

君がそうしてる間にも、

エンジェルは、ああやって3年女子に告られてるってのに。」


「はあ、そうなんだよね。

 ああ、神様、エンジェルが年増猫に惑わされませんように~!」


「祈る前に、声をかける努力をしてみたら?」


「無理無理!って言うか

 恐れ多いというか、

 もう、見ているだけで幸せっていうか、

 そう、

 そうなんだよ。

 恋愛対象なんて考えられない神的存在なんだよ。」


「はあ、そう?

 別に他人の恋愛観どうこう言う趣味はないけど、

 はっきり言って、

 アイドルにあこがれるお宅たちと大して変わんないね。」


「はあ、なんとでも言って、

 ああ、エンジェル♡」


「あほくさ……」


恋人はほしい。

でも、

エンジェルをそう言う目で見るなんて、

そんな彼をけがすようで、

あたしにはできないのよ~





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